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2017/09/26 14:20 |
隠れた「神」の存在03

 夜。
 イワンとネネとレストランで別れ、カイルとラピスは薄暗い公園である者を待っていた。
「全く…どうしてこの世界に【ガーディアンフォース】がいるんだか。 【フォレスレター】は未だ不安定な状況だというのに…」
「あまりそう言わないで下さい」
 その者はいつの間にかカイルとラピスの所へと来ていた。
 街灯があまり無いのにまるで正体を隠すような黒い服を着、短めな金のショートヘアーを無理やりしばり、同じく黒い帽子を斜めにかぶっている。
「お久しぶりです、カイル様」
「元気そうでなりよりだ、フラーミ。 にしても何故ここへ?」
「私だけではありません。 クルスも他の【ガーディアンフォース】もこの世界に来てます」
「…コアクリスタルだな」
「未だに見つからないとは…何をしているんだお前達は」
 先程のレストランの件なのか、イライラが溜まっているようなラピス。
「仕方ないぞ。 適合しなければただの結晶体なのだから。 で、何故あのレストランでホールスタッフを?」
「『彼女』の事が…気になっていたもので」
 ふむ、とカイルはレストラン時の『彼女』の周囲の様子を思い出してみた。
「確か、何かの王の騎士がいたようだな…。 しかし、それで何か分かったのか?」
「カイル様、はっきりと言います」
 きっぱりと言ったフラーミは真剣な眼差しでカイルとラピスを見る。
「この世界に【星の民】は存在しております」
「やはり…な」
「しかし、気配が無い。 一体何が起きているのか、分かるか? フラーミ」
「はい、ラピス様。 そちらの方も無理やり情報を探してきました」
 自信溢れる微笑みでフラーミはラピスを見る。
 その様子に はぁ、とラピスは溜息をつく。
「だから…お前は」
「えへへ…」
「で、その情報とは?」
「以前この世界で繁栄していた王宮があったらしいのです。 しかし、今は衰退 そして滅亡しておりますが、何故か死人だけが目覚めているということです。 この情報はクルスが確認済みです。 本気で蠢いていたらしいので」
「クルスが確認済みなら、完全にその情報は100%の出来だな。 そして先程の騎士らしき人物も…」
 そう。
「あれも死人ですよ。 ただ、その王宮に【星の民】はいたらしいのですが その後の痕跡がないのです。 そして『彼女』との関連性ですが…その【星の民】と同じ王宮に魔術師として住んでいたようです」
「と言うことは『彼女』はその【星の民】と接触している恐れがある。 そういうことだな」
 ラピスが冷静に言い、フラーミは頷いた。

「お気をつけ下さい。 私たちも出来るだけの情報とバックアップは致しますが、この世界で何が起きてもおかしくありません。 それでは…」
 そう言うと、フラーミは暗闇に紛れて消えていってしまった。
 

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2008/12/26 04:44 | Comments(0) | 未選択

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