私が倒れて一週間経った。
私はというと、珍しく不機嫌だった。
もう私の身体は絶好調だっていうのに、未だに介護みたいな状態になっている。
そして私の為にラピスが作ってくれるはしっかりとした和食ばかり。
ご飯でしょ。焼き魚に汁物。納豆とかたまについているときがある。
それをカイルが持ってきてくれる。
ありがたいのは山々だけど…。
「…飽きた…」
呟いてみた。
「もう飽きたよぉ!!もっとこう洋食とか中華っぽい食物食べたいっていうかぁ!!なんか、外食行きたいぃ!!」
そして叫んでみた。しかも、イワンに向かって。
美男の3人組は一瞬動きを止めて、私に向かって溜息をついた。
な…なんなの…一体。
そしてラピスとカイルは何やら出かける準備をし始めた。
イワンは私のほうへ歩いてきて、そっと言ってくれた。
「やっと言ってくれたね。外食行くならいつもの所、行くかい?」
「え…ええ」
「ラピスさんもカイルさんも一緒に行きましょう。この地域で一番美味しい洋食レストランを知ってるんですよ」
「ほう。さすがは「記者」だなぁ。丁度良かった。私もラピスの食事には飽き飽きしていた所だ」
「… …」
ずぅん、とラピスは落ち込んだようで。
地面にへのへのもへを書き始めそうになっている。
そこへ、カイルが微笑んで「冗談だ。いつも美味しいぞ、ラピス」と言った。
* * * * * *
【冥の章】
無に愛されていたのは闇なる存在だけではない。
その中の一つは「必然」として作られた存在だった。
だが時が経つにつれ、それは愛されるということをされなくなってしまった。
愛されなくなった存在は、心を黒くさせる。
そして存在さえ消えうせることとなってしまうのだ。
それを「リヴァス化」と言い、神々は恐れている。
己らの「不老不死」すら消えてしまうその病は「必然」として作られた存在すら蝕んでいった。
それすら知らずに無は闇を愛し続けた。
影でそんなことがあるとは知らずに。
そして…事は起こってしまった。
私はというと、珍しく不機嫌だった。
もう私の身体は絶好調だっていうのに、未だに介護みたいな状態になっている。
そして私の為にラピスが作ってくれるはしっかりとした和食ばかり。
ご飯でしょ。焼き魚に汁物。納豆とかたまについているときがある。
それをカイルが持ってきてくれる。
ありがたいのは山々だけど…。
「…飽きた…」
呟いてみた。
「もう飽きたよぉ!!もっとこう洋食とか中華っぽい食物食べたいっていうかぁ!!なんか、外食行きたいぃ!!」
そして叫んでみた。しかも、イワンに向かって。
美男の3人組は一瞬動きを止めて、私に向かって溜息をついた。
な…なんなの…一体。
そしてラピスとカイルは何やら出かける準備をし始めた。
イワンは私のほうへ歩いてきて、そっと言ってくれた。
「やっと言ってくれたね。外食行くならいつもの所、行くかい?」
「え…ええ」
「ラピスさんもカイルさんも一緒に行きましょう。この地域で一番美味しい洋食レストランを知ってるんですよ」
「ほう。さすがは「記者」だなぁ。丁度良かった。私もラピスの食事には飽き飽きしていた所だ」
「… …」
ずぅん、とラピスは落ち込んだようで。
地面にへのへのもへを書き始めそうになっている。
そこへ、カイルが微笑んで「冗談だ。いつも美味しいぞ、ラピス」と言った。
* * * * * *
【冥の章】
無に愛されていたのは闇なる存在だけではない。
その中の一つは「必然」として作られた存在だった。
だが時が経つにつれ、それは愛されるということをされなくなってしまった。
愛されなくなった存在は、心を黒くさせる。
そして存在さえ消えうせることとなってしまうのだ。
それを「リヴァス化」と言い、神々は恐れている。
己らの「不老不死」すら消えてしまうその病は「必然」として作られた存在すら蝕んでいった。
それすら知らずに無は闇を愛し続けた。
影でそんなことがあるとは知らずに。
そして…事は起こってしまった。
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